About this blog

当ブログについて


過去・最近見たものについて、感想を書き綴るブログ。
趣味 (小説、宝塚、漫画、ノベルゲーム) を中心に扱う予定。
ネタバレを含みますので、ご注意下さい。

取扱予定のジャンル


  • 小説
    好きな作家: ヘッセ、シェイクスピア、夢野久作、三島由紀夫
    好きな作風: 綺麗な文章や情景、古典文学、幻想小説

  • ノベルゲーム
    好きな作品: 花帰葬、神無ノ鳥、古色迷宮輪舞曲、素晴らしき日々、
                     Nightmare Syndrome作品など
    好きな作風: マルチエンディングやギミックを活かした作品、
            文章や世界観が美しい作品

  • 漫画
    好きな作家: 高河ゆん、一ノ瀬綾子、あき、宝井理人
    好きなジャンルや作風: BL、綺麗な絵、印象的なシーンのある作品

  • 宝塚
    メイン: 雪組
    贔屓: 彩風咲奈さん
    気になる役者:
      雪組: 久城あすさん、諏訪さきさん
      月組: 光月るうさん、風間柚乃さん
      星組: 礼真琴さん、極美慎さん
      宙組: 潤花さん、留依蒔世さん
      専科: 美穂圭子さん
    思い入れのあるOG:
      轟悠さん、彩凪翔さん、望海風斗さん、珠城りょうさん
    好きな作品
      ファントム (雪組)凱旋門 (2018年版)チェ・ゲバラ
    各組の初観劇リスト:
      雪組: 2018/6 凱旋門
      月組: 2019/4 夢現無双
      星組: 2019/5 アルジェの男
      宙組: 2019/12 El Japón
      花組: 2021/4 アウグストゥス-尊厳ある者-

自己紹介


Name: 酢酸Na
職業: 関東在住のエンジニア
経歴: 無機化学分野専攻
    就職後は専攻と異なる分野に従事。2018年、2020年に二度の転職
         初転職を機に観劇した「凱旋門」から、宝塚にのめり込む
    最近のモットーはやらぬ後悔よりやって後悔

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CITY HUNTER / Fire Fever! 感想
―名前の通り激しいダンスショー―

概要


CITY HUNTER―盗まれたXYZ ― は齋藤吉正先生による脚本・演出による公演。原作は北条司先生によって週刊少年ジャンプで連載されていた漫画作品。1980年代の新宿を舞台に、探偵・暗殺・要人警護などを請け負うスイーパー・冴羽獠を描いたハードボイルド・コメディ。
Fire Fever!は稲葉太地先生による作・演出による作品。

感想のまとめ


CITY HUNTERは原作や当時の東京への深い愛が特長の脚本で、散らかり気味のストーリーや微妙すぎる時事ネタを愛で許せるかで好き嫌いの分かれる作品。ビジュアルや動きの再現度の高さ、詰めに詰めたエピソード、生オケでのGet Wildなどが見せ場。特に限界まで低音で、色気を漂わせながら歌う彩風さんのGet Wildが好きなシーン。
Fire Feverは激しいダンスショーで衣装をバンバン変えながら大人数で踊っていく派手な演目。その中でも彩風さんが終始出ずっぱりで歌って踊ってトップとして引っ張る姿が凄まじい。歌唱シーンも様変わりし、彩風さんと朝美さんの癖のある歌唱、奏乃さんや久城さんの綺麗な歌唱を堪能できる。
徹底して研究されたコミカルな動きやハードボイルドな格好良さに加えて低音での色気を漂わる歌唱が凄い彩風さん、歌・演技・ダンスの全てで万能ぶりと男役を輝かせる技術をいかんなく発揮した朝月さん、堂々たる二番手としてすべてのシーンで安定感のある朝美さん、巨漢の海坊主を見事に再現した縣さん、悪役で見たい要素をすべて見せてくれてFire Fever!での歌唱も素晴らしい久城さんがお気に入り。

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オネーギン (雪組) 感想
―原作をベースにした大胆なアレンジ作品―

概要


オネーギンはロシアのプーシキンによる小説で、植田景子先生の演出・脚本による作品。
ロシアの貴族オネーギンはタチヤーナの恋心を無下に断るが、何年か後に再会した際に彼はタチヤーナへの恋に落ちてしまう。情熱的にのめり込んでいくオネーギンだが、彼の恋は実ること無く終わりを迎える。

感想のまとめ


植田先生の大胆なアレンジが最大の特徴で、それを好きになれるかが肝。個人的には中盤での掛け合いがとても素晴らしいが、原作最後のシーンのインパクトが薄くなってしまっているのが残念。台詞の掛け合いや表情・仕草の変化を楽しめる作品で、終盤へ向かうにつれて面白さが増していくタイプ。豪華メンバーを中心に歌唱シーンも素晴らしく、大作感を楽しむことができる。
抜群のビジュアルと厭世観や焦がれるような恋の表現がとても素敵だった轟さんのオネーギン、内に秘めた熱い情熱の見せ方がとても素敵な緒月さんの革命思想家、オネーギンとの腐れ縁の見せ方がとても上手な涼花さんのニーナ、輝かしい青春を生きることで現在のオネーギンとの対比が際立つ彩凪さんの若きオネーギンが特にお気に入り。

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シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!- / Délicieux 感想
―予備知識なしでも楽しめるエンターテインメント作品―

概要


シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-は生田大和先生の作・演出による作品。シャーロック・ホームズをモチーフにしたオリジナルシナリオで、ホームズ、モリアーティ教授、アイリーンにスポットを当てた作品。
Délicieuxは野口幸作先生によるレビューで、パリのパティシエをモチーフにした作品。

感想のまとめ


シャーロック・ホームズは予備知識無しでも楽しめる、エンターテインメント性に優れた作品。初見に優しく配慮された作品で、オリジナルストーリーや独自の演出による予想外な要素も楽しめる作品になっている。
Délicieuxは華やかさを全面に出したレビュー。いろいろな人が歌ったり銀橋に並んだりと、多くの人に見せ場のある作品。品のないシーンが2箇所ほどある点だけが残念。
少し社会性が高めでクールな格好良さが際立っているホームズを演じた真風さん、持ち前の華やかさ全開でアイリーンを演じた潤花さん、攻めつつもカリスマ性抜群の役作りでモリアーティ教授を演じた芹香さん、ショーでの歌・銀橋などでのパフォーマンスが素敵な留依さんがお気に入り。

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かもめ・ワーニャ伯父さん / チェーホフ / 神西清 訳/ 新潮文庫
―かもめのラストシーンは必見―

概要


かもめ・ワーニャ伯父さんはロシアのチェーホフによる作品。かもめ、ワーニャ伯父さん、三人姉妹、桜の園はチェーホフの四大戯曲と呼ばれる作品で、本書はそのうち2作を収録している。
「かもめ」は作家志望のトレープレフ、女優志望のニーナ、人気作家のトリゴーリン、大女優でトレープレフの母アルカージナなどの登場人物の人生を描いた群像劇。ニーナのモデルなど、チェーホフ自身の身の回りで起こった出来事が随所に散りばめられている作品でもある。
「ワーニャ伯父さん」は退職した大学教授の屋敷を舞台にした作品で、登場人物たちの人生観が絡み合う群像劇である。

感想のまとめ


「かもめ」はチェーホフらしい静的な物語で、ゆったりと腰を据えて読むのがおすすめの作品。ニーナとトレープレフが最後に会話するシーンの美しさは必見で、芸術的な名シーン。登場人物たちの噛み合わなさ、作品を通じて語られる人生への希望が魅力の作品。
「ワーニャ伯父さん」はワーニャ伯父さんの生き様に無情さを感じる作品で、どこまでもやるせない。やるせなさの果てに見出した結論が魅力の作品。

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忠臣蔵 感想
―宝塚が誇る日本物の極致―

概要


忠臣蔵は柴田侑宏先生の脚本による作品。赤穂浪士の討ち入りをテーマにした作品で、当時の雪組トップスターである杜けあきさんの退団作品であり、旧東京宝塚劇場の最終公演。この公演以降一度も再演されていない作品でもある。

感想のまとめ


まるで時代劇を観ているような重厚感と宝塚らしい華やかさが調和した作品。時代背景を丁寧にまとめつつロマンスまで盛り込んだ脚本、見惚れるような美しい所作や台詞回し、伸びやかで力強い圧倒的な歌唱力とどこを見ても完璧。演技力も凄まじく、どのシーンも夢中になるほどに素晴らしい。
内蔵助を演じた杜さんの時代劇を飛び出したようなお侍様ぶり、浅野内匠頭を演じた一路さんの気品ある姿と鬼気迫る姿のギャップ、お蘭を演じた紫さんの表情の移り変わり、吉良を演じた星原さんの憎々しさが光る演技が特に印象的。

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暁のローマ 感想
―あまり構えずに見るべき作品―

概要


暁のローマは木村信司先生による脚本・演出で、シェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」を原作としたロックミュージカル。古代ローマのユリウス・カエサル暗殺を描いた作品で、カエサル、ブルータス、アントニウス、カシアスを中心に描かれている。

感想のまとめ


原作の名シーンでもある演説シーンやクライマックスは秀逸。名シーンなどの見せ方が良いので、あまり構えずに美味しいシーンをつまみ食いする形で見るのが良いタイプの作品だろう。
一方で演出はかなり微妙。コメディなのかシリアスなのかわからない演出はなぜ採用されたかがわからない。歴史解釈も微妙で、ローマ史か原作を予習しないと背景を理解できないが、予習をすると歴史解釈に疑問符が浮かんでしまう。
カリスマ性と力強い歌声を見せてくれたカエサルの轟さん、苦悩する姿がとても素敵だったブルータスの瀬奈さん、演説シーンが最高だった霧矢さんがお気に入り。


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ロミオとジュリエット (2012年月組役替わり) 感想
―噛み合っている禁じ手の役替わり―

概要


原作は誰もが知っているシェイクスピアの恋愛悲劇。ジェラール・プレスギュルヴィックによるミュージカル作品を、小池修一郎先生が潤色・演出した公演。宝塚では3回目の公演。
14世紀のイタリア・ヴェローナを舞台に、対立している家柄のモンタギュー家のロミオとキャピュレット家のジュリエットが恋に落ちるが、運命の悪戯によって悲劇となってしまう物語。原作から変更点もいくつかある公演。

感想のまとめ


ロミオ/ティボルトの両方で見せ方上手で器用な龍さんと完璧なロミオぶりを誇る明日海さんだからこそ実現した、禁じ手のような役替わり。独りになったときに深い孤独を見せる表情や、マーキューシオたちとの決闘のシーンでの見せ方がとても上手な龍さんのティボルト。ジュリエットとの恋に落ちて世界が輝いて見えるようになる変化がとても素敵な明日海さんのロミオ。非常に特殊な役替わりだろうが、どちらも繊細で王道な演技がとても素敵だった。



役替わりの記事は別 (リンク) に記載。

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ヨスガノソラ (アニメ)
―原作とは別物だが傑作―

概要


ヨスガノソラはSphereによるアダルトゲームで、今回はそのアニメ作品について記載する。地上波作品とは思えぬほど過激な性描写で話題となり、耳にした人も多い作品。いざ見てみると性描写だけで語るにはあまりにも勿体ない作品だったので、感想をメモする。

まとめ


数話ごとにルートをまとめ上げる見事な構成力と洋画のような演出が光る作品で、穹ルートでの演出はまさしく芸術。寂寥感を与える田舎の描写とBGMが心地よく、夏に視聴するのにうってつけ。本編のシリアスな雰囲気に合ったOPと挿入歌、ポップなおまけパートにぴったりなEDで楽曲の使い分けも巧み。
過激な性描写を含み、近親相姦を含む点、原作とはあえて逆のアプローチを取っている点など人を選ぶ要素も多分に含まれているが、エロアニメの一言で片付けるにはあまりにも勿体ない作品。

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婆娑羅の玄孫
―愛が込められた最高の当て書き作品―

概要


婆娑羅の玄孫は植田紳爾先生の作・演出による作品で、轟悠さんの退団公演。
江戸時代を舞台に、近江蒲生郡安土を治める佐々木家の当主家次男として生まれるも家から縁を切られた佐々木蔵之介、改め細石蔵之介を主人公とした作品。正義感が強く粋な男、そんな蔵之介の生き様を描いた作品を専科の轟さんと汝鳥さん、そして星組メンバーが演じる。
  

感想のまとめ


植田先生から轟さんへの愛が込められた最高の当て書き作品になっている。蔵之介と轟さんを重ねたクライマックスは、物語としても轟さんへのメッセージとしても感動的。メリハリのある2本立てのストーリー、和物らしい美しい所作や殺陣を堪能できる構成、テンポの良い江戸言葉による掛け合いを楽しめる。
すべての所作で男役の極致を見せてくれる蔵之介を演じた轟さん、専科同士だからこその重みと阿吽の呼吸を見せてくれる彦左を演じた汝鳥さん、軽妙な掛け合いから憂いを帯びた姿まで完璧なお鈴を演じた音波さん、軽く明るく華のある江戸男の権六を演じた極美さん、ガラッと変わる一人二役を見事に演じ分けた阿部 / 頼母を演じた天華さんがお気に入り。

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―愛が込められた最高の当て書き作品―” の
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少女☆歌劇 レヴュースタァライト
―アニメも映画も綺麗にまとめられた作品―

概要


アニメと舞台を連動させているブシロードのコンテンツであるスタァライト。
聖翔音楽学園という架空の音楽学校を舞台に、学校行事でスタァライトという作品を演じる舞台少女たちの物語。トップスターを目指すためにキラメキを奪い合う、オーディションが独特の要素になっている。
気がつけばアニメ・総集編・劇場版のすべてを見ていたので、所感を残す。

まとめ


演劇要素はあくまで自己表現のためのツールという特殊な作品。レビューシーンの演出・歌唱力が優れた作品で、アニメ本編時点でとても綺麗にまとまっていた。
新作劇場版ではアニメの後、それぞれの未来をとても綺麗にまとめていて、スタァライトという物語の帰着点として完璧。把握しきれないほど膨大なメタファーが光る作品で、見るたびに新しい発見を楽しめる。大迫力のレビューも見応え充分で、歌唱力も相まって映画館向けの作品。パンフレットの演出が良いので、パンフレット購入がお勧め。もしこれから劇場版を視聴するならば、音響の良い映画感を選ぶと良いかもしれない。

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―アニメも映画も綺麗にまとめられた作品―” の
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