プトリカ 2nd.cut ―救いは存在した―

概要

同人サークル「トトメトリ」が手掛けるノベルゲームの第二作目が「プトリカ 2nd.cut」 である。シナリオに定評のあったウグイスカグラのシナリオ・原画・音楽担当が手掛ける作品で、前作に続くシリーズ物である。
第一作目は別記事 (プトリカ 1st.cut) 参照。

感想のまとめ

人を想う愛がとても美しく描かれていて、ルクル先生の新境地が見えた作品といえるだろう。
不幸へ沈んだ反動で強烈なカタルシスを得る構造が抱える、文章量と盛り上がりが比例するという弱点を克服した傑作。
ラガミカをはじめとした新キャラがとても魅力的に描かれていて、レミやラズリエルの成長やアンシュの変化など、既存キャラも丁寧に描かれていた。
音楽やスチルも素晴らしく、見せ場をより美しく、魅力的に演出していた。
続編前提の演出は良し悪しだが、次作がとても楽しみ。

以下ネタバレ注意

“プトリカ 2nd.cut ―救いは存在した―” の続きを読む

プトリカ 1st.cut ―安定のシナリオ―

概要

同人サークルトトメトリのノベルゲームであるプトリカ。
シリーズ作品である本作の第一作目がプトリカ 1st.cut。
かつてウグイスカグラのシナリオ・原画・音楽担当が手掛ける全年齢ノベルゲーム。

感想のまとめ

シリーズ物の一作目として綺麗にまとまった作品。
作品の世界観やキャラを見せつつ、短編としてのクオリティも良い。
丁寧に描かれた対比構造が、キャラに深みを与えて魅力的にしている。
不幸に沈み最後に盛り上がるルクル先生らしいシナリオは本作も健在。
BGM は作品にぴったりで、特にタイトル画面が素晴らしかった。
一方で予想されるテーマの割にこじんまりとしている印象。
ボリューム不足だからか、盛り上がりが少し弱く感じられた。

以下ネタバレ注意

“プトリカ 1st.cut ―安定のシナリオ―” の続きを読む