【概要】
LAST MISSIONは彩風咲奈さん主演のディナーショーで、構成・演出は指田珠子先生。
パレスホテル東京とホテル阪急インターナショナルとで開催された。
メンバーは彩風咲奈さん、縣千さん、紗蘭令愛さん、蒼波黎也さん、華世京さんの5名。
退団公演を迎えている、彩風咲奈さんの宝塚での最後のディナーショー。
【感想のまとめ】
男役5名による、男役の格好良さの詰まったショーだった。
ALL BY MYSELF、大劇場サヨナラショーの後で開かれたディナーショーだが、楽曲はバラエティ豊かで重複は少なめなので、もう一度聞きたい曲を再び聞く貴重な機会だった。
トークをきっちりと回しつつ、メンバーとの思い出話に花を咲かせる、頼れる先輩としての彩風さんを見ることができた。
個人的にイチオシの曲は、プログラムの最後から3曲目。
今回パレスホテル東京にて参加したが、会場のホスピタリティも素晴らしかった。
以下ネタバレ注意
【感想】
人生初のディナーショー (昼の部) は、パレスホテル東京にて参加。
- 男役の真髄を楽しめるショー
5名の男役による、男役の格好良さの詰まったショーだった。
歌は勿論ダンスシーンも格好良く、特に安寿ミラさん振り付けのシーンが凄まじい格好良さ。 - バラエティ豊かな楽曲
ALL BY MYSELF、大劇場サヨナラショーの後で開かれたディナーショーだが、楽曲はバラエティ豊かで重複は少なめ。BONNY & CLYDEの楽曲やハリウッド・ゴシップの見たことなないロードショー、華世さんと歌う昴よなど、もう一度聞きたい懐かしい曲を聞くことができた。 - 当時を思い出させる彩風さん
彩風さんの歌い方や表情が素晴らしかった。
当時の舞台を思い出させるような歌い方や表情が素敵で、かつての公演を鮮明に思い返せる素晴らしさだった。 - サプライズな名曲
このショーで一番感動した曲は、縣さんと歌うYou Are My Own。
二番手時代の曲、海外ミュージカルの曲、望海さんだからこそと話していた役の曲。
この曲を再び聞く日が来るとは思わなかったので、感涙するほど嬉しかった。
あの日の表情を思わせる彩風さんを再び見ることができて、ファンとして思い残すことがなくなりそうな心地だった。
縣さんもとても丁寧に歌っていて、この機会をくれた縣さんにも感謝が尽きない。
他にも、彩風さんが初めてカゲソロを担当した灰の水曜日はファン待望の楽曲だろう。 - トークでは頼れる先輩の彩風さん
スカステ未視聴なので、トークシーンは先輩として振る舞う彩風さんを見る貴重な機会。
きっちりとトークを回しながら、後輩との話に花を咲かせる彩風さんは頼れる先輩の姿。
以下ざっくりとしたメモだが、それぞれのメンバーの雰囲気が伝わるエピソードで面白い。
紗蘭さんとは、全国ツアーの移動でもラフな服ではなくファッショナブルな紗蘭さんの話。
蒼波さんとは、蒼穹の昴の第一幕の終わりを必ず袖で見てくれていた話。
華世さんとは、音校生時代からずっとお手紙を送っていた話。
縣さんとは、わからないときは笑顔で元気にわからないです!と言ってくれる話。
印象的なのはトークに夢中になってマイクを降ろしてしまう華世さんで、舞台上のそつない優等生ぶりとのギャップが面白かった。 - 頼もしい若手メンバー
今回のメンバーは彩風さん (93期) 以外は若手メンバー。縣さん (101期)、紗蘭さん (103期)、蒼波さん (104期)、華世さん (106期) と、これからの雪組を背負っていくであろうメンバー。
歌もダンスもパワフルで、彩風さんも安心してこのディナーショーを楽しめているであろうという印象。
特に縣さんが公演ごとに着実に上手くなっていて、大きなスケールの男役として飛躍しているのを改めて感じた。 - 会場はさすがのホスピタリティ
ディナーショーなので、ショーの前に食事が提供された。
スムースかつ適切なタイミングでの給仕は流石パレスホテル東京。
食通ではないのでコース料理のコメントは難しいが、クセのない味付けだった印象。