プトリカ 2nd.cut ―救いは存在した―

概要

同人サークル「トトメトリ」が手掛けるノベルゲームの第二作目が「プトリカ 2nd.cut」 である。シナリオに定評のあったウグイスカグラのシナリオ・原画・音楽担当が手掛ける作品で、前作に続くシリーズ物である。
第一作目は別記事 (プトリカ 1st.cut) 参照。

感想のまとめ

人を想う愛がとても美しく描かれていて、ルクル先生の新境地が見えた作品といえるだろう。
不幸へ沈んだ反動で強烈なカタルシスを得る構造が抱える、文章量と盛り上がりが比例するという弱点を克服した傑作。
ラガミカをはじめとした新キャラがとても魅力的に描かれていて、レミやラズリエルの成長やアンシュの変化など、既存キャラも丁寧に描かれていた。
音楽やスチルも素晴らしく、見せ場をより美しく、魅力的に演出していた。
続編前提の演出は良し悪しだが、次作がとても楽しみ。

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プトリカ 1st.cut ―安定のシナリオ―

概要

同人サークルトトメトリのノベルゲームであるプトリカ。
シリーズ作品である本作の第一作目がプトリカ 1st.cut。
かつてウグイスカグラのシナリオ・原画・音楽担当が手掛ける全年齢ノベルゲーム。

感想のまとめ

シリーズ物の一作目として綺麗にまとまった作品。
作品の世界観やキャラを見せつつ、短編としてのクオリティも良い。
丁寧に描かれた対比構造が、キャラに深みを与えて魅力的にしている。
不幸に沈み最後に盛り上がるルクル先生らしいシナリオは本作も健在。
BGM は作品にぴったりで、特にタイトル画面が素晴らしかった。
一方で予想されるテーマの割にこじんまりとしている印象。
ボリューム不足だからか、盛り上がりが少し弱く感じられた。

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運命予報をお知らせします
―荒削りだが恋心に向き合った意欲作―

【プレイまで】

「運命予報をお知らせします」はヨナキウグイスによる作品。現在は活動していないブランドだが、ウグイスカグラで活躍されていたルクル先生がシナリオを手掛けている。

本作を入手したのは2017年頃まで遡る。当時はルクル先生の所属するウグイスカグラが飛ぶ鳥を落とす勢いで、「紙の上の魔法使い」、「水葬銀貨のイストリア」、に続いて第三作目の「空に刻んだパラレログラム」を制作していた。「紙の上の魔法使い」に心奪われ「水葬銀貨のイストリア」を楽しんでいたこともあり、「空に刻んだパラレログラム」が発売される少し前に本作を購入した。

しかし「空に刻んだパラレログラム」があんまりな作品だったので心が離れてしまい、本作も積んだ状態となっていた。

断捨離中に気が変わり、せっかく購入した作品だからプレイすることとした。

【感想のまとめ】

問題点も多いがテーマに真摯に向き合った意欲作でもある。
恋心にきちんと向き合ったという点では非の打ち所のない作品だが、伏線が巧みすぎて真逆の印象をもたれるリスクすらある。
メタ要素が強いが空回り気味で、メタで提示したテーマに対する回答には肩透かしを食らった。
サブキャラが強く、ヒロインが弱い作品でもあった。
好きになったキャラは林檎や観月、嫌いになれないのは帚木。

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